「あなたがたが足の裏で踏む所はことごとく、わたしがモーセに約束したとおり、あなたがたに与えている。」ヨシュア1:3

イスラエルの民は、モーセにより苦難のエジプトから導き出され、

40年間、荒野を旅をした。そしてついに約束の地カナンを目前にす

る。そこにまで到達した。モーセの死後、主は、ヨシュアをリー

ダーに立てられ、そして命じられた「今、あなたとこのすべての民

は立って、このヨルダン川を渡り、わたしが・・与えようとしている

地に行け」と。

 

「あなたがたが足の裏で踏む所は・・モーセに約束したとおり、あな

たがたに与えている」と。主は、その地をすでに与えていると約束

されたが、約束はあるが、実際に自分のものとするには、「足の裏

で踏」まねばならなかった。つまり具体的な行動が必要だった。民

は戦って、その土地を勝ち取らねばならなかった。

 

ただ待つだけで、祈っているだけで、もし具体的行動が無ければ、

所有する事が出来ない。実際に入って行き、足の裏で踏まねばなら

なかった。これこそが「信仰」だった。私たちも同様だ。主は、私

たちに約束を下さる。それを所有するには、約束の言葉を受け取り、

実際に行動しなくてはならない。その時、現実に手に入れる事にな

る。

 

約束が与えられているのに、この実行に欠けるために、多くのもの

を未だ所有していないだろうか。あなたも「今、立って、行け」と

言われているだろうか。祈りの座から立ち上がり、実際に行動を起

こすようにと。信仰をもって一歩踏み出そう。そうする時、主の約

束を現実のものと受け取ることができる。

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示されているのにぐずぐずしていると、導きに靄がかかって信仰が

揺らいでくる。自分の確信より信仰ではないか。示されたなら行動

しよう。一歩、また一歩、主の祝福を受け取りに行こう。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係