「そういう人たちは、私たちの主キリストに仕えないで、自分の欲に仕えているのです。彼らは、なめらかなことば、へつらいのことばをもって純朴な人たちの心をだましているのです」ローマ 16:18

分裂とつまずきを引き起こす人々から「遠ざかれ」と言っている。

すべての人を愛すべきではないのか? いや、「警戒せよ」と言っ

ている。遠ざかれ、離れよと。分裂を起こす人々が、現に起きる

と言っていて、現実問題だ。そんな人は、見るからに粗暴、凶悪

人物のように連想するが、そうではない。

 

「なめらかな言葉、へつらいの言葉をもって」純朴な人たちをだま

すと、御言葉が言っている。見るからに良い人で、優しく、へりく

だった、温和な顔をして来るのだと。だから純朴なクリスチャンが、

邪悪な人々にだまされてしまう。「彼らは自分の欲に仕えている」

と、パウロが涙をもって語った。

 

多くの人がキリストの十字架の敵として歩んでいる。彼らの本当の

神は、彼らの欲望だと。つまり心の奥底は、主に従うのでなく、自

分の思い通りに、自分の欲に従って生きて行きたい。その自分中心

のゆえに、教えに背いて行く。自分の欲望がすべてだ。今の時代、

様々な聖書もどきの教えが氾濫しているので、要警戒だ。

 

「自分に死に、十字架を負い」の教えが無い福音には、気をつける

必要がある。「自分の欲に仕えている」人々から「遠ざかれ」と、

はっきりと教えている。分裂を引き起こす人々から離れよと。離れ

る事により、主は、私たちを守られる。まず、自分にそのような自

己中心が無いかをよく自戒し、祈りつつ主に拠り頼んでいよう。祈

りは力だ。気づきが与えられる。

 

・・・・・・・・・・・・・・

この世の支配者悪魔、闇の世の主権者悪魔を、忘れている時が、最

も攻撃に会っている時だ。戦う相手が血肉でなく、悪魔である事を

覚えてよくよく祈っていよう。自分の考えや思いでなく、御言葉に

従おう。万物の支配者、全主権を持つ、力ある方が共におられる。

 

発行 広島聖書バプテスト教会 み言葉配信係